使用教材対象者(お子さんの年齢と英語のレベル)
✔年齢:小学生~
✔レベル:初級者~
・うちの子あまり英語に興味がないんだけどちゃんと聞くのかな?
・英語習得に役立つの?
と疑問に思うパパ・ママいませんか?では、実際行った読み聞かせの様子を紹介していきます。

こんにちは。英語講師のAKIKOです。公立小学校で英語絵本の読み聞かせボランティアもしています。今回、私が実際に学校で行った、読み聞かせの様子、子供達の反応をまとめました。記事を書いているこの先生はどんな人? → こちらをご覧ください♪
公立小学校での読み聞かせボランティアとして
昨年度から引き続き、今年度(2022年6月~2023年3月)も、公立小学校での読み聞かせボランティアをしています。9月末に第6回目の読み聞かせを行いました。
私は、英語の絵本を毎回読み聞かせています。子供達がどのような反応をするのかワクワクしながら、準備に取り組んでいます。今回は絵本『Halloween is…』を読み聞かせの絵本に選びました。それではこれから、読み聞かせの様子を紹介しますね。
第6回読み聞かせ:「Halloween is…」

- 対象:小学4年生(約30人のクラス)
- 時間:朝の10分間
- 読み聞かせ方:プロジェクター
- 読み聞かせ方法:英語と日本語
- 英語絵本タイトル:『Hallowee is…』
絵本の紹介

1. 9月末に読む絵本として選んだのは、来月やってくるハロウィンに関連する絵本『Halloween is…』著者:Gail Gibbons です。
この絵本では、Halloweenの祝日の起源からその伝統に関して、「一体、どのように始まり今日に至っているのか」という神話的な背景も含めた内容が、可愛い挿絵と共に分かりやすく紹介されています。
例えば、、、
・どうして「ハロウィン」って呼ばれるようになったのか?
・どうしてハロウィンのカボチャは「Jack-o’-lantern(ジャコランタン)」と呼ばれるのか?
・どうしてハロウィンでは仮装をするようになったのか?
・どうして「Trick or Treat!(トリック・オア・トリート」って言われるようになったのか?
などなど、、「へーそうだったんだー」とハロウィンについて楽しく学べる絵本なので、小学生頃から大人まで皆が楽しめる内容ではないかと思います。
サイズは、25cm×25cmの正方形。今回はプロジェクターを使って読み聞かせましたが、手で持って読み聞かせるにも十分な大きさです。1ページに対して1行約10文字で構成される英文が2文~3文。ページ数は本文より巻末まで26ページ。
今回は4年生への読み聞かせなので、ハロウィーンについも学べるこの本を選びました。重要な部分だけをしっかり読み聞かせ、残りは挿絵を指さしながらどんどんページをめくっていきます。
10分間という時間内に終われるように、そして、子供達が飽きないように声色を変えてメリハリをつけながら、タイマーを片手に何度も練習して、いざ当日を迎えました。
聞かせの様子:はじめ

はじめに、「これから英語の絵本を読み聞かせる」ことをクラスの皆に伝えます。いつもその反応を見るのが楽しいのですが、今回の反応は、、、
ちょっと不安な様子で、「英語ってどういうこと?」というような反応でした。
そこで、すかさず、「英語だけだと意味が分からなくてつまんない!ってなると困るから、英語を読んだら続いて日本語を混ぜて読みますね。そして、この本は長い話なので、時間内に終わるように、絵だけで理解できそうなページは絵を指さしながらどんどんページをめくっていきます。では、最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです。」と言って読み聞かせをスタートしました。

今回の読み聞かせは英語と日本語両方で行います。4年生に英語のみで長い話を読み聞かせても理解できずに飽きてしまうと思い、「日本語を介して読み聞かせてあげることにより、生徒達はリラックスしながら絵本の内容に目を向けられるのではないかという」という考えから、英語と日本語を混ぜて読み聞かせることにメリットがあると判断しました。
読み聞かせの様子

読み方:英文をスラッシュ読みしながら(意味の塊ごとに区切る読み方)その都度、日本語訳を入れて読み進めました。
日本語訳を入れながら読み聞かせると、英語を聞こうと意識するよりも、英語に続く「日本語訳」を聞き取ろうとする傾向が大きいのですが、私は「それで良い!!」と思っていました。その理由は、内容を理解して欲しかったからです。
そして、最終的に「英語の本が読めるようになると、こうやって面白い話を知ることができるんだ!!」と感じて欲しかったからです。
予想通り、子供達はハロウィーンについての新たな発見に対して興味津々に聞き耳を立てているように感じました。
読み聞かせ後、生徒からの感想
生徒1:「ハロウィーンは仮装をして楽しむだけだと思っていたら、他にも色々なことをするんだなぁと分かって面白かったです。」
生徒2:「英語だけではなく、日本語でも説明してくれたので凄く分かりやすかったです。」
このような感想を、読み聞かせの後に2人の生徒がクラス全体に向けて発表してくれました。
Akiko:「感想ありがとうございました。英語の絵本も読めるようになると面白いなーって感じてもらえたかな?それでは、以上で絵本の読み聞かせは終わります。」と言って、本日10分間の読み聞かせは終了しました。
前回3年生の反応も面白かったですよ。詳細は↓
読み聞かせをした結果
結局、「英語って難しそう」という先入観を払拭して、多言語でも意味が理解できるように楽しく誘導しながら読み聞かせを行えば、子供達は興味を持って聞いてくれると再度実感しました。
「英語に興味がない」と思われているお子さんにも、面白おかしく読み聞かせることにより、興味を持つきっかけとなるのではないかと感じます。
特定の英単語「Trick or Treat」や「Jack-o’-lantern」「Bobbing for Apples(水に浮かんでいるリンゴを手を使わずに口でくわえるゲーム)」や「BOO!」という表現に対して生徒達は興味深々に聞き入っている様子でした。
また、今回は英文を読みつつも、日本語訳も入れながら読み聞かせたことで、長文にも関わらず飽きずに読み聞かせの時間を過ごせた生徒さんが多かったのではないかと感じました。
今回のように、英語の絵本や本等を身近なものにする事により、「英語を読んでみたい、英単語を覚えてみたい」という自発的な英語学習意欲を掻き立てる動機に繋がるのではないかとも感じました。
おうちでも英語絵本の読み聞かせ?
今回の絵本はこちら↓
1)【Halloween is…】by Gail Gibbons
2.英語での読み聞かせは難しそうと感じるパパ・ママにはこちら↓
まとめ
いかがでしたでしょうか。
★英語絵本の読み聞かせって実際どうなの?
→日本語と英語を混ぜて読んであげると、一生懸命に話の内容を理解しようという姿勢が見られました。
★うちの子あまり英語に興味がないんだけどちゃんと聞くのかな?
→楽しく大げさな読み聞かせをすると、印象的な英単語は口ずさんでみようとする生徒さんがいましたよ。
★英語習得に役立つの?
→小学3年生から外国語学習がはじまります。今回、4年生には「英文が読めるようになると、そこから学ぶことができる」という感覚を持ってもらえたかと思います。英語学習を自発的に取り組む動機づけになるのではないでしょうか。
是非、親子でも英語絵本に触れる時間を作っていただき、英語を楽しみながら身につけてもらえると嬉しいです♪

最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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