レッスン対象者(お子さんの英語レベルと年齢)
レベル:はじめて~初級
年齢:5歳~小学生
(※パパ・ママと一緒にレッスンを視聴する場合は4歳以下のお子さんも可)
を、対象とした無料動画レッスンのご案内です。
以前教室で利用していたELGオリジナル英語レッスン動画をYouTubeで無料配信しています。
まだ、ELG英語無料レッスン動画のyoutubeチャンネルを視聴した事が無い方は、
✔まず、チャンネル登録をして、早速レッスンを始めてみませんか?
子供が喜びそうな、「子供向け無料の英語レッスン動画」を見つけたが、、、
ELG無料英語レッスンがYoutubeで視聴できるらしいけれど、
TPRレッスンだけ視聴したいんだよな~!!

こんにちは。英語講師のAKIKOです。
今回はこのような、パパ・ママの疑問にお答えします。
記事を書いているこの先生はどんな人? → こちらをご覧ください♪
通常レッスンの使用方法をまだご確認いただいていない方は、こちらからご確認いただけます。↓
TPRレッスンって何?
TPRレッスンとは(Total Physical Response)の頭文字を取った略称で、日本語では「全身反応教授法」と呼ばれている英語指導方法の1つです。アメリカの心理学者 James J. Assher氏により提唱された教授方法で、著書”Learning Another Language through Actions”が1977年に第一版として出版されています。
具体的には、
まず、「右脳を育てましょう」という事です。「えっ、言語って左脳使うんじゃないの?」と、思われますよね。ですが、Dr. Assherは、違う!!
次のように言っています。
Asher also observed that young children typically spend a long time listening to language before ever attempting to speak and that they can understand and react to utterances that are much more complex than those they can produce themselves.
引用元:WIKIPEDIA Total Physical Response
「幼い子供でも、親の言う事を行動に移すことが出来ますよね。でも、その言われた事を、そっくりそのまま、言い返せるかというと無理です。なぜなら、親が話す構文は、幼い子供が通常発話する構文よりも複雑(高度)だから。」
しかし、復唱する事が出来なくても、幼い子供は言われた事を行動に移せる。
He says that left-hemisphere learning should be avoided and that the left hemisphere needs a great deal of experience of right-hemisphere-based input before natural speech can occur.
引用元:WIKIPEDIA Total physical response
さらに、「左脳で言語を学ぶ事は避けた方が良い。右脳への多量なインプットが蓄積されてから、左脳は自然な発話を始めるからである」とDr. Assherは提唱しているのです。
★James J. Assher氏がTPRについて対談しているYoutubeサイトもありました。興味深い説明がたくさん聞けます。その中で、私が学生の時にいつも感じていた、英語の不思議についてもDr. Assherが話されていたので紹介しますね。
A method implies a formula and a formula implies science. But, teaching is an art.
引用元:YouTube The Everyday Language Learner Interview Series: Dr. James J. Asher
ここで言う、methodは文法を教える事や、暗記をさせる事を指しています。ですので、「文法は公式である。だが我々は言葉を話す時に公式を使うのではなくて感じて話すんだ!」ってことですね。
私も、学生時代に英語の穴埋め問題を解いている時に、「英語って公式(算数)なのか?」言葉なのに「”-s” が付かないだけで✖になるのか?」などと、よく不思議に思っていたものでした。
さて、さて、
、、、という理論から、このTPRレッスンでは、
①指導者が、発話(音)と同時に動作を見せる。(文法は説明しない。)
②生徒は、その発話(音)を聞いて、動作を真似る。
③発話の強制はしない。(ストレス無しで楽しく学ぶ。)
④最終段階では、発話(音)を聞いただけで、反応出来るようにする。(お手本の動作は見ないで行えるようになる。)
という、意味理解を重視して、発話は強制しない、リスニング力を身につけるトレーニングになります。
これ、理にかなっていますよね。日本語習得において、私達もそうでしたよね。幼児はしゃべり始めるまで、親や周囲の音(言葉)をひたすら聞きつづけます。話し手の音(言葉)を理解するようになるまで、音(言葉)と動作が同時にインプットされる経験を沢山しているんですね。
例えば、「だっこする?だっこ?」という音(言葉)が聞こえると『だっこ』してもらえる経験を何度もしているんですよね。更に、「これ、ポイしてくれる?」と言われて、捨てる動作を見せられます。自分も真似をして『ポイ』すると、「凄いね~。いい子だね~」と褒められる。
何が起こっているのかというと、、、
①聞こえた音(言葉)に対して、毎回、同じ動作(反応)を話し手がするので理解する。『だっこ』ってそういう意味なんだ!
②聞こえた音(言葉)に対して、自分の行動(リアクション)が一致している時に褒められる。そして、確信する。『ポイして!』ってそういう事か!
第二言語(英語)習得に関しても同じですよね。英語を話し出すまでには、英語の音の理解が必要なんですよね。そして、理解した英語の音(言葉)の反応としてはまず、発話(言葉)では無く、動作で示すんですよね。
そして私、AKIKOは考えました。
毎回、Stand Up.(立って!)から初めてSit down.(座って!)で終わる、一連の流れを通して、楽しく英語の動作を覚えてもらおうと、、、
そして、TPRレッスンでは、意味と動作が直接結びつくので、母国語を介入させる必要がない為、「聞いて動く」レッスン場面では、私の日本語での説明はありません。
それでは、先に進みましょう。
無料英語レッスン動画って全部で何回?
A~Iまでの各ユニットは4レッスンで構成されており、全レッスンの合計は36回分です。
Aユニット(A1・A2・A3・A4)→ Aレッスンはこちらから
Bユニット(B1・B2・B3・B4)→ Bレッスンはこちらから
Cユニット(C1・C2・C3・C4)→ Cレッスンはこちらから
Dユニット(D1・D2・D3・D4)→ Dレッスンはこちらから
Eユニット(E1・E2・E3・E4) → Eレッスンはこちらから
Fユニット(F1・F2・F3・F4) → Fレッスンはこちらから
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Hユニット(H1・H2・H3・H4) → Hレッスンはこちらから
Iユニット(I1・I2・I3・I4) → Iレッスンはこちらから
毎レッスン内容
(導入+7つの異なるレッスン+復習)の合計9項目によるレッスン。
各レッスン2~3分程度なのでお子さんが飽きる前に次のレッスンがはじまり、最後まで楽しくレッスンが続けられます。
毎週第4週目はその月の総復習のレッスン内容になっています。(A4・B4→I4のようにアルファベットの後ろに4がついているレッスン)
この記事では、No.2のTPRのみレッスン内容を紹介します。
TPRレッスン内容一覧
英語を聞いたらすぐに体で反応するレッスンを行います。
Month (月) | 今月のターゲット | Week (週) | 今週のターゲット |
A | 1) Stand up 2) Turn around 3) Touch the floor 4) Stop 5) Hop 6) Jump 7) Stop 8) Sit down | 1 | Observe How to Do (よく見る) |
2 | Do the TPR together (一緒に動く) | ||
3 | Do the TPR w/Gestures (先生のジェスチャーをヒントに動いてみる) | ||
4 | Do the TPR w/o Gestures (先生の言うことを聞いて、ヒント無しで動く) | ||
B | 1) Stand up 2) Walk 3) Run 4) Stop 5) Step forward 6) Step backward 7) Stop 8) Sit down | 1 | Observe How to Do (よく見る) |
2 | Do the TPR together (一緒に動く) | ||
3 | Do the TPR w/Gestures (先生のジェスチャーをヒントに動いてみる) | ||
4 | Do the TPR w/o Gestures (先生の言うことを聞いて、ヒント無しで動く) | ||
C | 1) Stand up 2) Go out 3) Come back 4) Write down 5) Listen to 6) Eat up 7) Drink up 8) Sit down | 1 | Observe How to Do (よく見る) |
2 | Do the TPR together (一緒に動く) | ||
3 | Do the TPR w/Gestures (先生のジェスチャーをヒントに動いてみる) | ||
4 | Do the TPR w/o Gestures (先生の言うことを聞いて、ヒント無しで動く) | ||
D | 1) Stand up 2) Throw away 3) Catch a ball 4) Cut in half 5) Draw a picture 6) Kick a ball 7) Put it down 8) Sit down | 1 | Observe How to Do (よく見る) |
2 | Do the TPR together (一緒に動く) | ||
3 | Do the TPR w/Gestures (先生のジェスチャーをヒントに動いてみる) | ||
4 | Do the TPR w/o Gestures (先生の言うことを聞いて、ヒント無しで動く) | ||
E | 1) Stand up 2) Bow down 3) Shake out 4) Chew through 5) Blow out 6) Get behind 7) Get in front 8) Sit down | 1 | Observe How to Do (よく見る) |
2 | Do the TPR together (一緒に動く) | ||
3 | Do the TPR w/Gestures (先生のジェスチャーをヒントに動いてみる) | ||
4 | Do the TPR w/o Gestures (先生の言うことを聞いて、ヒント無しで動く) | ||
F | 1) Stand up 2) Turn on the light 3) Turn off the light 4) Turn on the tap 5) Turn off the tap 6) Pour some juice in the glass 7) Stir the soup 8) Sit down | 1 | Observe How to Do (よく見る) |
2 | Do the TPR together (一緒に動く) | ||
3 | Do the TPR w/Gestures (先生のジェスチャーをヒントに動いてみる) | ||
4 | Do the TPR w/o Gestures (先生の言うことを聞いて、ヒント無しで動く) | ||
G | 1) Stand up 2) Open 3) Close 4) Grip 5) Release 6) Imagine 7) Look into 8) Sit down | 1 | Observe How to Do (よく見る) |
2 | Do the TPR together (一緒に動く) | ||
3 | Do the TPR w/Gestures (先生のジェスチャーをヒントに動いてみる) | ||
4 | Do the TPR w/o Gestures (先生の言うことを聞いて、ヒント無しで動く) | ||
H | 1) Stand up 2) Laugh at 3) Cry for 4) Smile at 5) Frown at 6) Shout at 7) Whisper to 8) Sit down | 1 | Observe How to Do (よく見る) |
2 | Do the TPR together (一緒に動く) | ||
3 | Do the TPR w/Gestures (先生のジェスチャーをヒントに動いてみる) | ||
4 | Do the TPR w/o Gestures (先生の言うことを聞いて、ヒント無しで動く) | ||
I | 1) Stand up 2) On 3) In 4) Under 5) Above 6) In front of 7) Behind 8) Next to 9) Sit down | 1 | Observe How to Do (よく見る) |
2 | Do the TPR together (一緒に動く) | ||
3 | Do the TPR w/Gestures (先生のジェスチャーをヒントに動いてみる) | ||
4 | Do the TPR w/o Gestures (先生の言うことを聞いて、ヒント無しで動く) |
レッスンの効果は?
この英語レッスン動画を見ると、笑って! 実践して!英語の音に慣れてしまいます!
他にも、
◆日本語を介さずに英語の動作が理解することが出来るようになります。
◆英語のリズム(抑揚)が身につきます。
◆リスニング力が身に付きます。

最後までお読みいただきありがとうございます。楽しく、笑って、親子でたくさん英語時間を作ってくださいね!!
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