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英語学習用DVD【うっかりペネロペ】のレビューで検証!学習時期に合った英語の4技能を伸ばす方法とは?

こちらは、英語学習用DVD『うっかりペネロペ』のレビュー内容と、効果的なDVDの使用方法について知りたい方向けの記事です。
対象年齢:幼児~大人
英語レベル:初級~中級
 
AKIKO先生
AKIKO先生
 

こんにちは。英語講師のAKIKOです。今回は、DVD「うっかりペネロペ English Stories and Lessons for KIDS」日本初!うっかりペネロペで英語学習 を使用してお子さんと楽しく英語時間を過ごしながら、「どのように使えば4技能(聞く・話す・読む・書く)を上手く伸ばすことができるのか?」を紹介したいと思います。 この記事を書いている先生はどんな人? → こちらをご覧ください♪

衝撃・ペネロペじゃない!! ペネロピだった! しかも女の子!

『ペネロペ』だと思ってDVDを見始めた私は、まず、ん???『ペネロピ?』聞き間違いかな?と思いました。いえいえ、間違いではありませんでした。英語の発音では『ペネロピ』なんですね。(以後、ペネロピで話を進めます。)

DVD内に“Penelope Tidies Her Room.” というタイトルのお話があり、文字通り“Her”と書いてあるので女の子だと分かりますが、男の子だと思い込んでいた私は、DVD内のナレーションで”Now, she is carrying books.”と聞いて、「えっ?”she“ なの?”he“じゃなかったの!!」と驚きました。

さあ、始まりはこんな調子でしたが、これから、英語知育DVDレビューとして『うっかりペネロペ English Stories and Lessons for KIDS』を紹介していきたいと思います。感想だけでなく、どのようにこのDVDを使えば、英語学習に役立てられるのか?また、4技能を伸ばす方法も合わせてお伝えしていきますね。 

DVDケース内とDVDの構成

内容物:DVD1枚+セリフ集(DVD内での発話音声が全て英文で書き出されています。)
※このセリフ集を使用すれば、パパ・ママは文字(英語)でDVDの内容を確認できます。

DVDの構成:

  • ペネロピのお話13話掲載(イギリス人による英語吹き替え版)
  • お話13話(各約5分)+英語ミニレッスン(各約2分)=約7分×13話

    ※お話13話のテーマは全て日常の身近なもの ①動物 ②おもちゃ③服 ④色 ⑤乗り物 ⑥食べ物 ⑦楽器 ⑧数 ⑨形 ⑩店 ⑪動き ⑫天気 ⑬誕生日

    ※ミニレッスンでは各ストーリーに関連した表現又は単語が学べます

付属品のセリフ集、とても役立ちます!! 後ほど、『どうやって使えば4技能(聞く・話す・読む・書く)が伸ばせる?』で詳しく説明しますね。

レビュー:良かった点

とにかく、ペネロピかわいい♪主人公は、ペネロピ。幼稚園に通う青いコアラの女の子。人間の女の子と同じように生活をしています。幼児の日常の様子を描いており、映像を見るだけで癒されました。

DVD内で使用されている英語はイギリス英語。ペネロピ・家族・友人等が日常使うフレーズと、状況を説明するナレーションが流れており、家族の話す早さとナレーションは自然な早さで話されています。(ペネロピが話す早さは幼児が話すように少しゆっくりです)

幼児が話す言葉なので難しい単語は含まれていませんでした。

良かった点

No1 日常生活でよく使う英単語や表現方法が、ストーリーを通して学べるから◎

※年齢や英語のレベルによって習得方法は異なります。このあと、『どうやって使えば4技能(聞く・話す・読む・書く)が伸ばせる?』で詳しく説明しますね。

No.2 各ストーリーの後に続く英語レッスン(約2分)が実践的で◎。

文法的な説明は一切なし。ペネロピと一緒に単語を復唱すれば覚えられます。Q&Aに対しても日常会話で使う自然な質問を投げかけられ、2択で選ぶようになっています。このように答え方を暗示してあるので、どのように答えればよいのか分からなくても大丈夫。自然に答えへ誘導してくれます。

例:Which animal likes carrots? A rabbit or a dog? (答え:A rabbit)

2択にされるとお子さんや英語初心者の方は答えやすいですよね!! そして最後には、覚えた単語をQ&Aで復習。

より実践的だし、文法指導がなくても音真似を通して、「肯定文・疑問文・文型・冠詞のイメージ」が身に付きそうですよね。このように、自然に英語の世界へ導いてくれるお話が13話ありました♪

どうやって使えば4技能(聞く・話す・読む・書く)が伸ばせる?

では、効果的に身に付く使用方法を考えましたので、紹介したいと思います。

まず、学習者を下記の通り第1期~第4期に分けました。 

第1期難しい事は良く分からない期(0-6歳頃)

第2期アルファベットを書き始めた期(5歳頃~)

第3期文法期(10歳頃~)

第4期まったく英語の音が聞こえない・話せない期(10歳頃~大人)

これから第1期~第4期まで1つずつ紹介していきますので、知りたい時期のみご覧くださいね。

第1期:難しい事は良く分からない期(0-6歳頃)

baby on gray knit hooded clothes lying on carpet
Photo by Pixabay on Pexels.com

それでは、まず第1期(0-6歳頃)のお子さんへのDVD使用方法について

※第1期は4技能(聞く・話す・読む・書く)の内、聞く(リスニング)・話す(スピーキング)のみに焦点をあてています。※0-3歳頃まではリスニングのみ

この時期のお子さんは理由や説明がなくても、母国語以外の言語をそのまま与えられた場面に合わせて覚える事を得意とします。この時期・第1期を0~6歳頃としています。

※既に英語時間を沢山過ごしてきた5・6歳児で文字が書けるぐらい発達しているお子さんは、第2期:アルファベットを書き始めた期(5歳頃~)を参照してください。

さあ、語学習得の天才期!! まずは、DVDの再生ボタンをオン!後はパパ・ママと一緒に楽しく見る。見ながら、出てくる音を一緒に真似る。そして、DVDを見ている間や見終わった後に、パパ・ママがDVD内で流れた英語のフレーズでお子さんに話かける。例:(絵本や図鑑のネコ・本物のネコ・テレビ番組に出てきたネコなどを指さして)”What animal is it?” 

そこで、すぐ“It’s a cat.”とお子さんが答えられなくても、パパ・ママが“It’s a cat.”っと何度でも語りかけてあげます。そのようにして、他のフレーズや単語等も日常生活の中で使って話しかけるといいですね。

0歳~2歳児にも同様です。「言葉(日本語)がまだ話せない幼児なんだから英語なんて話せるはずがない」と思って語りかけないのはNG。そんな可愛い赤ちゃんにも、同じように質問。例:”What animal is it?”と言って具体物を指さします。その後、続けてパパ・ママが “Yes, It’s a cat.”と教えます。

日本語でも「ほら、ネコちゃんだよ~。可愛いね~。」と語りかけた後に赤ちゃんから返事が無くても話を続けますよね。これは、赤ちゃんに限らず、6歳頃までのお子さん皆に該当します。まだ英語で応答できなければ、パパ・ママがすぐに、質問に応答する英語表現を聞かせてあげてください。

ここで役立つ、付属品『セリフ集』の登場!!

このセリフ集にはDVD内での発話音声が全て英文で書き出されており、パパ・ママは文字を見ながらDVDの内容と照らし合わせることができるため、聞き取りずらかった会話の内容はこのセリフ集を見れば、いつでも確認できますね。

第2期:アルファベットを書き始めた期(5歳頃~)

kids sitting on green grass field
Photo by Victoria Art on Pexels.com

次に、第2期:アルファベットを書き始めた期(5歳頃~)のお子さんへのDVD使用方法について

  • 4技能(聞く力・話す力・読む力・書く力)全て伸ばします。

第1期での教え方と同様。パパ・ママと一緒にDVDを見て、フレーズを真似して口に出します。次に、文字に興味を持ち始めている時期なので、まずは、「cat」のような短い単語を書く練習から取り入れていきます。

例えばまず、猫が出ている画面上の字幕に”cat”を見つけたら一時停止をして、パパ・ママが字幕の”cat”の文字を指さします。

「cとaとtをくっつけると”cat”になるんだね。」と言って、お子さんを膝に乗せて、パパ・ママが「c」を空中に描いて見せます。お子さんも真似して描けるようでしたら、今度はテーブルの上に指で「c」をお子さんと一緒に描いてみます。最後は紙の上に「c」を書けるようにします。

同様に「a」と「t」も練習して、最後は「cat」と続けて書き、書き終えたら、まず/k/・/æ/・/t/とそれぞれ1つずつ指さしながら読み、最後にまとめて/kæt/と発音します。

このように、単語の「書く&読む」練習を少しづつしながら、出来たら「褒めちぎる」を繰り返すと、お子さんは、短い文を書いたり読んだりすることにも挑戦していくようになります♪

第3期:文法期(10歳頃~)

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Photo by Oleksandr Pidvalnyi on Pexels.com

次に、第3期:文法期(10歳頃~)のお子さんへのDVD使用方法について

  • 4技能(聞く力・話す力・読む力・書く力)全て伸ばします。

文法期に入る年齢は10歳頃としました。発達年齢からみて、抽象的な物事を理解出来るようになる時期であり、物事を理解する時に理由が必要になる時期です。理由が必要ということは、「文法や音声ルールを学ぶ」と英語を理解しやすくなる時期です。臨界期がこの時期にあたります。臨界期とは↓

なぜなのか?』その理由に納得できれば理解し、知識として覚えられる時期を第3期:文法期と呼ぶことにします。この時期は10歳頃~大人までの方が全て該当する時期になります。では、第3期:文法期はどのように英語を理解するのでしょうか?

「Aくんとパパ・ママの会話」を例として説明します。

ペネロペDVDナレーション:” What do you think?” 「ワッデューティン」を聞いて、

Aくん:「ワッデューティン?」って何?「ワット・デュ・ユー・シンク?」じゃないの?

以下、パパ・ママの説明

英語は話す時に、音が変化するんだよ。

上の①~③は音声変化が起こる場所だよ。

まず、英語を話す時は、単語を1つずつゆっくりと読み上げるようには発声しないんだよ。それから、隣り合う単語の音はお互いに影響されるって覚えておいてね。

例えば上の①tとdは単語が隣り合っているよね。/t/と/d/の発音は出来るかな?※発音練習はフォニックスの記事をご覧ください。

両方の発音をするとき舌は同じ位置にあるのが分かるかな?同じ舌の位置だったり、似たような息の使い方だったり等、似た*音が隣り合うと2つ別々に発音せずに、次に続く単語の始まりの*音だけに同化されてしまうんだよ。これは音のリンキング(連結)だね。/wad/

次に、②”do“と”you”の音の変化があるね。/dyu/これは音のリダクション(消失)と言われる変化。上の文章を見てみるとWhat(何)・think(思う)?←これだけでも意味が分かるよね。

英語では重要な情報は強くストレスを置いて発音するんだけど、相手に向かって質問する時の”do you”はさほど重要な情報で無いことから、『早く・弱く・曖昧な音で話すんだ』。だから、2つの単語がくっつくと/dyu/のように本来あるはずの*音が聞こえ無くなって新しい音のように聞こえるんだよ。

*音=英単語の綴りではなくて「音」のこと。例:「cake」 → 「cake」の最後の文字はeだけど最後の音は/e/じゃなくて/k/だよね。cakeの発音→/keɪk/

最後に③の/k/の音、聞こえないよね。これは音のリダクション(消失)だよ。破裂音という6つの音/t/・/d/・/k/・/g/・/p/・/b/が関係して起こる音声変化。

単語の語尾が破裂音で終わる時、舌や唇のポジションをそれぞれ準備しておきつつ、実際は発声しない。口の中で音を止めてしまうので聞こえないか、少し漏れた音が聞こえる事が多いんだよ。それから、ここのthの音は/θ/,舌の上に上の歯を軽くあてたら、舌をそのまま口の奥に引っ込めて発音してみてね。

Aくん:なるほど、英語の音ってつながって、音の変化が起こるんだね。だから、違う音に聞こえたんだ。そういうことだったのか~。

このように、自分が理解できる説明があれば、分かりずらい音も聞き取りやすくなり、更に文法を学ぶと「英語の構造」も理解した上で学習が進んでいきます。

そのため、「うっかりペネロペ」のDVDを見ながら、上手くマネが出来ない箇所は、音声変化に関するテキストを片手にどの部分が理解出来ていないかを探る必要があります。

又、音声を聞くだけでは理解できないフレーズがあれば、文法書を開きそのフレーズがどのような文の構成になっているのかを理解する必要があります。

この音声変化と文法が理解出来ていれば、お子さんに聞こえてきたフレーズを紙に書き出すように伝えて、パパ・ママが付属品の「フレーズ集」で答え合わせをする、というディクテーション教材としてDVDを使うことができます。

また、「フレーズ集」をリーディングの練習教材として使い、各ストーリを読めるようにします。棒読みにならないように、お子さんが読んだ後にはDVDで音声を確認するとよいですね。

お子さんに自分で音声変化や文法を教えたいパパ・ママには、是非、参考書を見ながら教えてあげてください。おススメのテキストはこちら↓

1.まずは1つずつの英語音をマスター「最強英語発音メソッド」

2.次にフォニックスで音を文字変換する方法をマスター「フォニックス英語リスニング」

3.続いて論理的に音声変化を分析「フォニックス英語音読」

4.「中学校3年間の英語が1冊でしっかり分かる本」

うーん、音声変化や文法は教えられないなー。オンラインの先生にお願いしよう。と思ったら、下記の記事も参考にされてみてください。

第4期まったく英語の音が聞こえない・話せない期(10歳頃~大人)

woman wearing pink top
Photo by Moose Photos on Pexels.com

最後に、第4期:まったく英語の音が聞こえない・話せない期(10歳頃~大人)へのDVD使用方法について

日本語特有の文法と音声が定着しており、普段他の言語に触れる時間があまりない場合は、英語の音を理解することが難しいと思います。または、テキストのみで英語を勉強している方もリスニングが難しく感じることがあるかと思います。

第3期文法期(10歳頃~)でお伝えした、音学習と文法学習を両方おすすめします。第3期を参照していただき、参考書を片手に、DVDを視聴してみてくださいね。

DVD「ペネロペ」はどこで購入できるの?

日本初!うっかりペネロペで英語学習『うっかりペネロペ English Stories and Lessons for KIDS』は英語教材専門店の英語伝さんより発売されているDVDです。詳細はこちらから↓

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、DVD「うっかりペネロペ English Stories and Lessons for KIDS」を使用してお子さんと楽しく英語時間を過ごしながら、学習時期に合わせて「どのように使えば4技能(聞く・話す・読む・書く)を上手く伸ばすことができるのか?」についても紹介しました。

是非、「英語学習を一緒に楽しむ時間」をお子さんに作ってあげてください。

 AKIKO先生
AKIKO先生

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

 

この記事を書いた人
AKIKO先生

ハワイ大学で、言語学と第二か国語教授法を学び(BA)学士号取得。小学校英語指導者認定資格、幼児英語指導インストラクター資格保有者。英語は楽しい!! 是非、パパ・ママが子供と一緒に楽しく英語学習に取り組む方法や、英語お役立ち情報を、皆さんとシェアしていきたいです!

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