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J-SHINEオンライン研修:第2テーマ「学校文化・教員免許」 で知識をアップデート

こちらの記事は、英語講師・又は英語を教えたいパパ・ママ必見!!
記事対象年齢:公立小学校に通う小学生
J-SHINEオンライン研修会(第2回)の参加報告と指導用教科書等の紹介
AKIKO先生
AKIKO先生

こんにちは。英語講師のAKIKOです。今回、英語講師としてのスキル・知識のアップデートの為に、J-SHINE理事 高野敬三先生によるオンライン研修会『第2回テーマ:学校文化・教員免許』(J-SHINE®資格者対象)に参加しました。研修会の感想と指導用教科書等の紹介もしますね♪記事を書いているこの先生はどんな人? → こちらをご覧ください♪

第2回『学校文化・教員免許』は、どんな研修会だったの?

J-SHINE主催で行われた、J-SHINE®資格者スキルや知識をアップデートする目的で開催された任意参加のオンライン研修会です。※J-SHINEって何?セミナー第1回内の「J-SHINEって?」の説明をご参照ください。

こちらのオンライン研修会は、2021年9月~12月までの間に、それぞれ異なるテーマで、全5回オンライン研修会開催予定です今回は第2回目です。

※第1回のオンライン研修会は、2021年9月2日(木)に既に、終了しています。上記から又はこちらからどのような研修会かご確認いただけます。

さて、今回、第2回目「学校文化・教員免許」は下記の通り行われました。

  • 日付:2021年9月27日(月)
  • 時間:午前10:30~午前12:00
  • 場所:オンライン
  • 定員:150名
  • テーマ:第2回「学校文化・教員免許
  • 講師:J-SHINE理事 高野敬三先生

講師はどのような方だったの?

J-SHINE理事 高野敬三先生(明海大学副学長)

東京都の行政に長年従事されていらっしゃった経歴をお持ちで、東京都立の高等学校長を歴任されたり、教職員研修センターで所長もされていらっしゃったり、定年までの間、学校(現場)・教育委員会・教師研修と多岐にわたりご活躍された先生。現在は、明海大学副学長・J-Shine理事・他多数、等で、教員養成、教師教育にご尽力されています。

「小学校外国語教科書ーJunior Sunshine(開隆堂)」と「中学校外国語教科書ーSunshine(開隆堂)」では監修をされていらっしゃいます。こちらの指導用教本/教科書ガイドは記事の最後の方でご紹介しますね。

なぜ研修会に参加したの?

小学生に指導をする機会が多い私。今回の「学校文化・教員免許」の研修会に参加して、学校現場における、「学級担任・英語講師・支援員・生徒の関係性」がどのような現状であるのかを、より深く理解したいと思い、申し込みをさせていただきました。

研修会スタート

参加者は皆さんJ-SHIN資格者です。※J-SHINEって何?セミナー第1回内の「J-SHINEって?」の説明をご参照ください。

研修会内容

以下の内容でオンライン研修会は行われ、現状を学びました。

(1)教員免許
(2)学校文化(小学校中心のお話)
(3)学校で心掛けたい事
(4)学校で注意したい事
(5)質疑応答

※セミナー著作権が関係してきますので、セミナー内容を詳細に記載することはできません。ですので、セミナーを受けて私が感じた事を、自分の経験に上乗せして書き留めたものになります。又、既に一般公表されている内容に関しては簡易化してご紹介したいと思います。尚、高野先生よりご教授いただいた内容は以下” ”で書かせていただきます。

教員免許

皆さん(パパ・ママ世代)、自分達小学校の頃を思い出してください。小学校(公立)の先生は何でも教えてくれませんでしたか?(特に低学年)中学校に入ってから、専科毎に先生が変わり、1日に色々な先生から授業を受けたのではないでしょうか。

現在はどうでしょうか。2021年~小学3年生から英語活動が始まりましたので、今までの授業に加えて、小学校教員英語を指導出来る力が更に求められるようになったんですね。大変ですね!!

そして、教職課程で履修すべき事項を約20年ぶりに全面的に見直され、平成31年度から新しい教職課程がはじまりました。

【教職課程に新たに加えた内容の例】

・小学校の外国語(英語)教育 ・ICTを用いた指導法 ・特別支援教育の充実 ・学校安全への対応・道徳教育の充実 ・アクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善・学校と地域との連携・チーム学校運営への対応 ・学校体験活動  等

参考:文部科学省「平成31年度から新しい教職課程が始まります」より

上記の内容の例の一番初めに、・小学校の外国語(英語)教育とあり、更に、PDFで「外国語(英語)コアカリキュラムについて という内容が、文部科学省「平成31年度から新しい教職課程が始まります」に記載されています。その中では、以下ではじまる[1]と[2]の追加目標が掲げられています。

[1]外国語の指導法【2単位程度を想定】

【全体目標】
小学校における外国語活動(中学年)・外国語(高学年)の学習,指導,評価に関する基本的な知識や指導技術を身に付ける。

[2]外国語に関する専門的事項 【1単位程度を想定】

【全体目標】
小学校における外国語活動・外国語科の授業実践に必要な実践的な英語運用力と英語に関する背景的な知識を身に付ける。

参考:文部科学省「平成31年度から新しい教職課程が始まります」より

知識は確かに必要ですが、その知識を元に、英語実践的運用力までが小学校教員に求められるんですね。すると、従来の指導教科加えて、かなり膨大な時間英語運用力習得する為費やさねばならなくなります。元々英語が得意であったり、帰国子女であったりなど、普段から英語に関わる環境にいないと、実践的な英語運用力を短期間で身につけるのは大変かと思います。以前よりも、小学校の教員免許を取得すること自体が、かなりハードルが高くなり、大変なことだと感じました。

学校文化

一生懸命に本人は努力しても、集団の中で生活・学習をしていくのが難しいと感じている生徒さんがいます。そのような発達障害を抱え、困難さを感じている生徒さんに対して、いきいきとした学校生活を送る為の合理的配慮を行うことが義務付けられています。

特別な支援が必要な生徒さんも含めて、どのように楽しく・有意義に外国語活動(小学3、4年生)・外国語科(小学5、6年生)をクラス全体で進めていけるのかは、まさに、学級担任・英語講師・ALT・支援員等の連携と適切な対応力が求められるのだと思います。

こども自身がどのような場面、どんなことに困りごとを抱えているかを知った上で対応していく事が重要。

とのお話を伺いました。私は、来月(2021年10月)からボランティアとして、英語の絵本の読み聞かせを公立小学校ではじめます。

皆に楽しんでもらいたいと意気込んでおりますが、大きな声で読み聞かせをすると、聴覚過敏な生徒さんは不快に感じると思います。まずは、担任の先生と、どのような生徒さんがいるクラスで読み聞かせをするのかを、事前に伺った上で、皆に楽しんでもらえる読み聞かせ行おうと思っています。

学校で心掛けたいこと・注意したい事

ここでは、たくさんの心掛けや注意事項をお聞きしました。基本的には、一般的に社会人として必要な身なり・態度・言動・守秘義務に関する内容を遵守することと、特別な支援が必要な生徒さんに適切な対応を行うことでした。

これらの中でも、昔とは違い、現代だからこその「興味深い声掛け」を紹介します。

子どもの名前は「さん」「くん」で呼ぶこと。「さん」「くん」の後には荒れた言葉はつきにくいという日本語の特性を意識すること、が指導する時の基本です。最近では男の子も女の子も「さん」で呼ぶ学校も増えてきています。

とのお話でした。確かに我が子も「さん」って呼ばれていて、小学校低学年の時は「さん」とは呼ばれていたことに、なんだか違和感を覚えていたのですが、こういう理由から呼ばれていたんだなあと感心しました。

ですが、、、

ちょっと待って!!

英語の授業では、呼び捨てOK?

この疑問は、質疑応答で聞かれた質問の1つでしたので、次の項目でご紹介します。

質疑応答

たくさんの質問がありましたが、その中で先ほどの疑問が印象的でしたので紹介します。

Q)英語の授業では、呼び捨てOK?

私は海外の学校で授業を受けていた際に(大学生ですが)、自分の名前(生徒の名前)は「AKIKO」と呼ばれていて、いわゆる日本で言う、「呼び捨て」ではありますが、抵抗は勿論ありませんでした。

ですが、自分が先生の名前を呼ぶ時に、”Hello! James.” などと呼び捨てすることに抵抗があったことを覚えています。(Mr.やMs.を付けて苗字で呼ばれている先生も数名いましたが、ほとんどの先生はMr.・Ms.・Dr.などの敬称を付けずに名前で呼ばれていました。)

日本語ですと、やはり「さん」「くん」は必要なのかとは思いますが、やはり、英語英語圏特有文化ごと教えるという意味では「呼び捨て」でよいのではないかと私は感じました。

高野先生からは、

英語の授業中に「さん」「くん」を使用するかどうかは、担任の先生と相談の上、決められるのが良いかと思います。

とのご意見でした。

小学校・中学校外国語教科書 指導用教本/教科書ガイド

それでは、小学校と中学校で使われている(2021年現在)「小学校外国語教科書ーJunior Sunshine(開隆堂)」と「中学校外国語教科書ーSunshine(開隆堂)」について!

生徒やお子さんにどのように教えたらよいのかが分かる指導用教本/教科書ガイドはこちら

まとめ

研修会では、今回紹介させていただいた事に加えて、他にも沢山の内容をご教授いただきました。今後も、指導者としてのスキルや知識をアップデートしていきたいと思います。

小学校の外国語(英語)教育に関しては、教員・生徒が共にスキルアップを求められています。加えて、ALT・日本人英語講師・特別非常勤講師などの力添えが加わることもあり、皆で英語教育を盛り上げていくんですね!! 金子みすゞさんの詩のフレーズ「みんなちがくて、みんないい」という精神のように、様々な個性が入り混じるクラスで、皆が輝き、充実した英語の授業展開を行う為には、学級担任・英語講師・支援員の連携適切な対応が不可欠です!! パパ・ママもご家庭でお子さんと英語遊びをする等、是非皆で一緒英語教育盛り上げましょう!!

 

AKIKO先生
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最後までお読みいただきありがとうございます。

最後に、パパ・ママのブレイクタイム

パパ向けに楽しめそうな情報載せておきますね。
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この記事を書いた人
AKIKO先生

ハワイ大学で、言語学と第二か国語教授法を学び(BA)学士号取得。小学校英語指導者認定資格、幼児英語指導インストラクター資格保有者。英語は楽しい!! 是非、パパ・ママが子供と一緒に楽しく英語学習に取り組む方法や、英語お役立ち情報を、皆さんとシェアしていきたいです!

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